爆誕

人として軸がぶれている女の日記

シーズン2

これまで散々怯えていた配属ガチャが終わった。

正直今回配属された部署に行くなんて1ミリも考えていなかったため、辞令を渡された時に素で驚いてしまった。感覚的にはFGOですり抜け☆5が当たった時の困惑と驚愕に近い。☆5だなんて大げさだと言われそうだが、他の部署の先輩に「え、その部署に行くことってあるの!?」といわれるレベルだ。まさか今年度できたばかりの部署に新卒が行くなんて誰も思わないよね。「嘘やろ」と声に出さなかった自分を褒め称えたい。
とはいえ、詳細は伏せるものの、文系の院卒が持っているスキルが求められて、基本的には定時退社できる部署に行けたという点では大勝利ではないか(なお、仕事上の天王山が6月に待ち受けていることには目を背けておく)。
その代わり、今後扱う分野について自分で勉強する必要があり、求められるレベルは高そうだ。必要最低限の人数なのか、仕事できるベテラン×2 with 私。完。とかいうびっくりするほどの肩身の狭さよ。おっかなびっくり仕事しながら覚えていくしかない。とりあえず今は土日休みが確定したため、安心してチケットの申し込みができるということについて素直に喜んでおこう。ハッピー!空元気!

というわけで、人生シーズン2は比較的順調に幕を開けた。のだと思いたい。母からもらった安井金比羅宮のお守りに死ぬほど祈った甲斐があった。今年中に京都にお礼参りに行こうと考え中である。


思えば、シーズン1(学生編)は女子に囲まれながら趣味に生きて、なおかつ趣味嗜好についての会話がある程度他人と成立する環境で過ごしてきた。それはとても快適で、私はこのような環境を当たり前のように享受してきた。だが、社会人になってこれが当たり前ではないことを知った。
一般の子はそこまで元号の変化について語り出さないし、安室さんも知らない。では何を話すのかと言えば本当に当たり障りのない内容である。正直心がときめかないのだ。「人生には驚きが必要なのさ」と鶴丸の台詞にあるが、これはガチだと思う。わくわく感のない会話を延々と続けると心から疲弊していく気がする。



今見ても疲れてたんだなあと思うが、正直先週は会話がしんどかった。何を話せばいいのかわからなかったからだ。今はある程度化けの皮がはがれてきて、お互いに趣味をさらけ出すようになったため少し気が楽になってきている。
それでも、今後は「文書」を「ぶんしょ」と読む日々を過ごしていき、「もんじょ」と読む日々はもう戻ってこないのだろう。今後、本当に話したいことがなかなか話せないことに一抹の寂しさを感じる。なんだかんだで大学生活が好きだったんだな、自分よ。息抜きとして史料読んだり修論の手直ししたいと思ってしまうほどに。今後しれっと大学の雑誌に論文載せてたらメンタル弱ってたんだなと思ってほしい。


今の時刻は午前2時。シンデレラタイムの終わる頃。いつまでも過去の夢にすがりついてはいけないのだろうなあ。
幕を開けた人生シーズン2。そして、闘争は続く。