爆誕

人として軸がぶれている女の日記

Kポ好き二次元オタクが超特急にハマるまで

タイトルの通りである。つい最近超特急にハマった。ものすごい勢いで転げ落ちるように好きになったので、その経緯を覚書として残しておこうと思う。本題に入るまで長いが少々お付き合い願いたい。

(11月5日 すこし加筆修正しました。)

 

前提として、私は元々ドルオタである。ただしK-POPの、しかもSMEのグループ限定の。

はじまりは東方神起だった。高校2年生のときに東方神起が二人でカムバし、「Why?」を歌番組で披露したのを見て一目惚れしてしまったのだ。正直いまだに「Why?」を超える曲はないと思う。それだけのパワーと意気込みが込められた歌なのだ。本当にカッコいいから聴いたことのない人は聴いてみてほしい。そして、私は運良くその後行われたTONEツアーの東京ドーム公演を見ることができ、完全にハマったのであった。これまでに参加したなかで一番好きな公演はどれ?と聞かれたら、TONEツアーとBegin Againツアー(兵役後のカムバツアー)とでめちゃくちゃ悩むレベルで個人的に思い入れのある公演です。天井近くの席でも本当に楽しくて、MAXIMUMとか本当にかっこよくて、本当に大好き。TONEツアーはいいぞ。

蛇足だが、ちょうどカムバ時のチャンミンの髪型が三国無双の郭嘉(私の推し)の特別衣装(黒髪)と同じであり、「やばい……リアル郭嘉だ……!」となったのも正直影響している。どうあがいても二次元オタクぶりがつきまとっているきっかけすぎて何も言えない。今から思えば結構頭のネジ吹っ飛んでたなと思う。

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というわけで、私の推しはチャンミンです。見た目もさることながら、高音シャウトが最高にカッコよくてXJAPANを素で歌える人であり、なかなかの酒好きであり、レゴとかスターウォーズとかが好きで少々オタク気質なところが推せる人である。

これはオタクあるあるだと思うのだけれど、推しの友人関係って気になるじゃないですか?調べるじゃないですか?そこで登場するのが、韓国で同じ事務所のグループ・SUPER JUNIORのキュヒョンです。彼はギュラインと呼ばれる仲良しの集いを組んでおり、チャンミンもその一人である。キュヒョンも大概お酒が好きで、コンサートでスレイヤーズという作品に出てくる呪文・ギガスレイブの詠唱をしちゃう程度にはオタクである。空港写真などを見ると猫背で黒づくめな服装をして死んだ目になりがちなあたり本当にアイドルなのか?とたまに思うのだが、彼は彼で顔がとてもイケメンでめちゃくちゃ歌がうまい。キャラメルマキアートに例えられるような声でバラード歌われてみ?勝てないよ。

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推し二人事務所単位のコンサートでコンビ組みがちで最高of最高


同じ事務所とはいっても、それぞれが所属するグループはかなり毛色が違っている。

東方神起は言葉通り二人で一つのグループで、これで完成されていながらもさらに進化し続けている。本人たちの全力な姿、感謝の意を伝える姿、そしてコンサートの最後に深々と礼をする姿を見ると、このグループを推していて本当に良かったと思う。正直日本で出す曲はかなりJPOPに寄り過ぎていて(個人的に「これは東方神起じゃなくても歌える曲では?」と思ってしまうものがある)不満もなくはないのだけれど、これは本人たちというよりは事務所やレーベルの問題である。しかも、一番最近のアルバム「XV」は韓国の曲っぽさと日本の曲っぽさが融合したかなり完成度の高いものだった。だから、今後も見守っていこうと思うグループである。

一方、SJはなんというかわちゃわちゃしている。本人たちのキャラが濃くてバラエティなども腹抱えて笑えるタイプの人たち。(興味のある方はSJ-Mの台湾の番組を見てほしい。)では、コンサートはどうなのかというと、とっても楽しいけど適度に肩の力が抜けたお兄さんのライブ、という感じ。ふざけたりMCでぐだったりするけど、黒いスーツを揃ってビシッと着こなしてパフォーマンスする姿は大人。そこが魅力だと思う。それとグッズからしてゆるい。私はSJ以外にコンサートグッズで水鉄砲を売るグループを知らない。

東方神起は結構「命を削ってライブしてない?大丈夫?」と心配になるほどパフォーマンスの完成度が高いから、両グループではかなり雰囲気が違っている。どちらがいい悪いという問題ではなく、それぞれそういうグループなのである。どちらも別物で好き。あとは、後輩グループのSHINeeやEXOをゆるゆると追っている、というのがこれまでの三次元のドルオタ経歴である。二次元でもうたプリとかあんスタとか色々通ってきてるけど、蛇足になりそうなのでやめておく。ここまでが前座です。長いね!

 

さて、今回私がハマった超特急はどちらのグループとも違い、いわば「超全力でわちゃわちゃする」グループだ。そもそも私が超特急を知ったのは、父がきっかけである。

父はモノノフ(ももクロファン)で、その後輩男子グループとして超特急がいるというのを大分前に聞いたのだ。しかし、当時は「へー」ぐらいで特段それ以上の興味を持たなかった。だが、1年ほど前から父がさらにときめき宣伝部(ももクロの後輩女子グループ)に熱狂的にハマってライブにしょちゅう行くようになり、「スタダのライブはものすごく楽しいよ!!!」というのをしきりに言うので、「そういや前に超特急って聞いた覚えあるなー見てみるか」となったのだった。これが10月中旬くらいのことである。

こうして興味を持った私はひとまずYoutubeで動画を漁ることにしたのだが、最初は正直動画を見るたびに高確率であっけにとられていた。それはどの部分かというと、

イケメンなのに高確率で変顔が全力すぎたり白目むいたりする

動きが激しすぎてもはやふなっしーを超えて江頭2:50では?と思う瞬間が多々ある

という点である(褒め言葉です)。普通に暮らしててイケメンが白目むく姿なんて見ないじゃないですか?しかも一つの曲だけとかじゃなく結構いろんな曲でやるんですよ。あと、本当に動きが激しい。それにスタダっぽさ全開の珍妙なダンスやエッセンスが加わり、PVの内容の密度がすさまじいことになっている。

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例えば、Jesusは曲がかわいい(途中念仏みたいなパートあるけど)うえに、いくつかPVが用意されているのだが、そのなかでただただ大量にぶら下がったヒモの下で踊るバージョンがある(※通常バージョンもある)。もはやダンスも本人たちもめちゃくちゃ見づらい。なぜ作ったし(褒め言葉です)。

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また、これはPVというよりは練習動画に近いものかもしれないが、超特急の全力ぶりがよくわかるいい例だと思う。歌詞と勢いもすごくよい。「各停!よりも!!急行!!!よりも!!!!特急!!!!!よりも!超特急です!!!!!!」ってめちゃくちゃ叫びたい。あと、「Mステ出たいよ!!!」が切実すぎる。出してあげて……。ちなみに私の推しは最初に叫んでる黄色の子です。

他にも「やべえ……!」って思ったPV色々あるので見てみてください。

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なお、ここまで尖った例ばかり挙げているが、真っ当にカッコいい曲もこなせるのが超特急のいいところだと思う。普通の曲もちゃんとあるよ……!

余談にはなるが、正直「スタダ=ももクロ」のイメージが強すぎて、完全に先入観なんですが、超特急もパフォーマンス全振りで歌唱力が犠牲になっているタイプのグループだと思っていた(ももクロも楽しくて好きだよ!)。けれど、実際に見てみると歌もダンスも総合的なパフォーマンスもクオリティが高い。正直めちゃめちゃうまくてびっくりした。確かな技量に支えられた全力わちゃわちゃは人を惹きつけるものがあると思わされた。

 

振り返ってみると、私が超特急にハマった(ハマれた)理由は以下のように整理できると思う。

  1. 曲との相性がよかったこと
  2. パフォーマンスとの相性がよかったこと
  3. すぐに推しになりそうな子を見つけることができたこと
  4. 身近にスタダに詳しい人がいたこと
  5. まだまだ発展途中の存在であること

まず1つめの「曲との相性がよかったこと」について。私は筋金入りの派手でBPM速いほどテンションがあがるタイプの人間である。ついでにいえばバラードが苦手で、コンサートとかで生で聴く分には全然平気なのだが、普段から好んで聴くバラードは片手で足りるほどしかない。たぶん東方神起の「Borelo」やGacktの「雪月花」ぐらいかな……?これは、自分が曲を聴くときは自分のテンションをぶち上げるために聴くことが多いのが影響していると思う。私が音楽に求めているのは共感ではなく、自分が前に進まんとする際の鼓舞なのだ。その点、超特急は派手な曲はとことん派手で、曲数も多いから個人的にとても聴きやすい。特に、私がニコ動時代から知ってるヒャダインや、好きなメタルバンドMEGADETHの元ギタリスト・マーティーフリードマンが作曲したものもあるため身近に感じたのも大きい。また、ミドルテンポの曲がかなり少ないため、逆にバラードがあることでいい具合に小休止となり、案外普通に聴くことができる。これは嬉しい誤算だったと思う。

2つめに「パフォーマンスとの相性がよかったこと」について、ここではダンスやPV諸々全て取りまとめて語ることにする。超特急というグループはカッコいい部分も多いのだが、それを見るためには正直ノイズが多いグループでもあると思う。それは、PVや随所にはさみこまれる珍妙さであったり、パフォーマンス中の変顔や奇声などだったりするが、どちらにせよ見た人に純粋な格好良さだけを追い求めさせてくれない。誤解をしないでほしいのだが、私はそこをひっくるめて面白いと感じ好きになった。超特急は見ていて飽きなくてずっと目で追っていられるパフォーマンスが魅力だと思う。

3つめに「すぐに推しになりそうな子を見つけることができたこと」について。身も蓋もないが、ユースケくん(6号車、黄色)の顔がびっくりするほど好みだった。2.5次元というか若手俳優の推しである高野洸くんと同じ系統の顔だと思う。ユースケくんは元気担当ということもあって、奇声をあげたり変顔をしょっちゅうしているのだが、本当にずっと明るくて笑顔でその姿がとても好き。今は休養中だが、今後戻ってきたときにコンサート行けたらいいなあと思っている。【あとは蛇足】*1

4つめに「身近にスタダに詳しい人がいたこと」について。つまりは父です。コンサート映像とかPVを見てるときに、「これはスタダによくあること」とか「ペンラ3・3持ちはモノノフでもなかなかいないからすごい」とか解説してくれるから面白かった。実際にコンサート行きたいなあと思わせてくれる。そういう感情は大事。それにしても「これはスタダによくあること」ってフレーズさりげなくパワーワードな気がする。

5つめに「まだまだ発展途中の存在であること」について。これまで自分がハマってきたアイドルはハマった段階で既にある程度大御所というか、地位が確立しているグループばっかりだったから、さりげなく「今後ドームを目指すぞ!」みたいなグループを推すのは初めてなんですよね。2次元ですらも地位確立型アイドルにハマることが多い(例:アイナナのTrigger)から本当に初めて。だから、今後の成長を見守る楽しみがあるのはワクワクしている。

 

とまあ軽いレポートレベルに長くなってしまったが、そんなこんなでKポ好き二次元オタクが超特急にハマるまででした。興味があったら文中で挙げたグループ見てみてほしい。どのグループもいいぞ!

 

 

*1:ifの話にはなるが、もしコウイチくんがいた頃に興味を持っていたら、多分一番の推しは彼だったかもしれないなあと思う。だが、これは他のグループでも似たような思いを持っていた。5人時代の東方神起に興味持ってたらユチョンだっただろうし、SJも脱退前に知ってたらハンギョンが好きだったと思う。【もし】を考えるのは意味がなくて、ただただハマるべくしてハマったタイミングがその時々だったというだけなのだろう。それにみんな生きている限りまた会う機会があるからね。SHINeeのジョンヒョンは本当にしんどい。